ステップ2:なぜ農業をやりたいのか

自営で農業を始めることは、起業と同じです。農業を初めて何もかもが順調、ということは滅多にありません。農業を続けいていく中には必ずたくさんの困難があります。

あこがれだけでは農業を継続していくことはできません。あなたに農業を目指す根拠となる信念はありますか。

就農の動機を整理しよう

なぜ、農業を始めようと思ったのか、どのように新しい人生を過ごすのか、再度考えてみましょう。

実際に農業を始めると、作物の生育不良や、病害虫にやられたり、自然災害にあったり、出荷価格が低迷したりと思うようにいかないことも出てきます。そんなときに継続の力となるのが、農業を始めようと思った初心(信念)です。

農業をすることで何を得たいのか、夢は何か、を考えましょう。これまでに新規就農した方では、例えば次のような動機がありました。

・家族との時間を大切にしたい。

・自分の仕事がダイレクトに結果になる仕事がしたかった。

・定年が無く、一生の仕事としてできる。

・自然を感じながらできる仕事をしたい。

・自分の作った農産物を人に食べてもらいたい。

・自分が地域の農業を守っていこう。

 

中には、現状のマイナス要因をなくすこと(会社の人間関係から逃れたい等)が動機の方もいらっしゃいますが、動機がマイナス要因かプラス要因かでうまくいく確率も変わってきます。できるだけプラス要因の動機や目標を持つようにしましょう。

リスクとリターンを考えましょう

新しいことを始める場合、得られるもの(リターン)ばかりを検討しがちですが、特に農業の場合、居住地域や生活スタイルも刷新されるため、現在の生活のままリターンだけ得られるということはありません。

農業を始めることで失うもの(利便性など)、農業を始めた後に想定されるリスクも検討しておきましょう。そうすることで、就農地や作目も自分にあったものが選定しやすくなりますし、理想と現実のギャップも少なくすることができます。就農後に「こんなはずじゃなかったのに」ということを回避するためにも、必ず検討するようにしましょう。

また、検討の結果、リターンとリスクを天秤にかけて、リスクの方が大きい場合には、より自分の理想に近い地域を選びなおしたり、リスクが減少するまで待つことも大切です。

家族、特に配偶者とよく話し合おう

農業は、農作業や経営管理、生活を家族で分担し、協力することで成り立っています。

農作業は1人で行うよりも2人でする方が効率の良い作業が多々あります。また、経営面積もより大きい方が効率的な経営がしやすくなります。家族の農作業をすることへの理解は不可欠です。

また、経営の目標や農業でのリターンは家族で共有していないと、自分は就農後の生活に満足しているが、家族はそう思っていない状況となってしまい、うまくいかなくなります。

就農の準備に当たっては、家族と相談して、目標や理想を共有しながら進めていくことが大切です。

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