就農を知る

STEP7:資金の準備・計画を立てよう

農業を始めるためには、元手となる資金(お金)が必要です。
会社等を退職された方は、貯金や退職金があるかもしれませんが、ビニールハウスやトラクター等の設備投資への過乗投資は厳禁です。

できる限り中古品を活用するなど、初期投資を抑えローコスト経営を目指すことが必要です。
なお、必要とする資金を用途別に分けると次のようになります。

設備資金

野菜を作るか果樹;を作るか等、品目や作型で大きく異なりますし、生きがい的な農業をする場合と農業収入による生活を目指す場合では投資額も大きく異なりますが、一般的に一番投資額が大きいのが設備資金です 。

なお、ビニールハウス等の施設を作ると、面積や仕様に応じて一定の資金が必要となりますが、生産物の販売額は天候や作柄に大きく左右されます。このため、 最初に過剩な投資をすると、 長期にわたって経営を圧迫しかねませんので、注意してください。

運転資金

野菜や果物等の収穫を販売しても、その代金の回収が遅くなると、新たに肥料や農薬を購入するためには、手元に現金(運転資金)が必要となります。

生活資金

新規就農をされる方が目標とする農業経営は、本格的農業経営から趣味・生きがい的農業まで様々です。
また、資金についても、多い方と少ない方がおられます。
しかし、一般的に、会社等を辞めて新たに農業を始める方が、農業収入だけでの生活を目指すには、設備資金や運転資金以外に、あらかじめ最低2~3年間分の生活資金が必要となります。

研修資金

農業大学校等の専門の研修機関で研修を受ける場合に必要な資金です。
ただし、会社を退職後、就農までの間、長期にわたり本格的な研修を受ける方を除き、大きな額にはならないでしょう。

制度資金の活用(お金を借りること)について

全ての資金を自らの貯金や退職金で賄えれば、ベストですが、不足する部分は借り入れることも検討します。各種制度資金は、本格的な農業経営を目指す方のために準備されたもので、低利で長期的にわたり貸し付けるものですが、必す返さなければなりません。新規就農される方は、将来の経営可能年数などを検討した上で、資金を上手に活用してください。

※なお、貸し付けには要件や審査があり希望する方すべてが借りられるものではありません。

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