「くだもの王国」岡山で、農業をしてみませんか?

  岡山県は、中国地方の瀬戸内海に面した『山陽』側に位置し、温暖・小雨で暮らしやすい気候です。
 また、地震の少なさも全国3位※1と、他県に比べて活断層が少ないことでも知られています。
 ※1 震度4以上の地震観測回数(大正12年~令和4年)

 農業においては、産出額の多くを園芸品目が占めており、特に桃、ぶどうといった『高品質な果物』を生産し、東京の高級果実専門店にも多く納品していることから、「くだもの王国おかやま」※2とも呼ばれています。 
 ※2 生産量で桃は全国6位、ぶどうは全国3位。農業産出額は中国四国地域で1位。

 ここでは、農業のやりがいや厳しさ、岡山県で農業を始める魅力、そして始めるときの課題や解決策について、紹介していきます※3
  ※3 このページは、新規就農者等の支援を目的に設立された岡山県担い手育成総合支援協議会
     (岡山県、岡山県農業協同組合中央会、岡山県農業会議、岡山県農林漁業担い手育成財団等で構成)が管理・運営しています。

農業の「やりがい」とは

 まず、「農業」を仕事とすることの魅力とは何でしょうか?

 岡山県で農業をはじめた方に話を聞くと、「家族との時間が取れるようになった」「全てを自分で決めることができ、その結果を得ることができる」「お日様とともに仕事ができる」「『おいしい』という声を頂けることがうれしい」などの声が寄せられました※4  ※4 2022年、就農者向けの聴き取り調査の結果
 また、「くだもの王国」高品質な桃、ぶどうを生産することに誇りに持つ方も多いようです。  ポータルサイトの体験談ページへのリンク

農業の「厳しさ」とは?

 一方で、農業には厳しい面もあります。
 時々、ニュースにもなるように、悪天候でうまく育たないこともしばしば。ある程度は「栽培技術」で対応できる部分もありますが、「台風」で施設が壊されることもあります。

 そもそも「自分で経営する」ということは、設備投資などに使う資金の準備が必要で、どのように農作物を生産し、販売していくかの経営計画も自分で立てなければなりませんし、生産するための「農地」を見つけ、そして「栽培技術」を身につける必要があります。
 農業をはじめようとする方が直面する課題の上位3つ※5が、資金」「農地」「栽培技術となっています。
  ※5 新規参入者(農家出身でなく、農業をはじめた方)への全国アンケート結果(2022年 全国農業会議所調べ)
 その課題を踏まえた上で、岡山県では次のような支援をしています。

「岡山で就農」する魅力

【岡山県の研修制度】(新規就農研修制度※6

 岡山県では、独立・自営で農業を始めようとする方を支援しており、産地の先輩農業者の元で行う「産地型研修」を、全国に先駆けて1993年から行っています。

 「産地型研修」は既にある「産地」に入ることで、次のようなメリットがあります。
  ①その土地にあった「栽培技術」を学ぶことができる
  ②これまで産地が培ってきたブランドや販売経路を活用できる
  ③研修中から地域に入ることで「農地探し」をやりやすくなる など。
 
 また、岡山県では、産地と行政、農協などの関係機関が連携して、研修生をサポートする体制を整備しています。これまで269名の「県外出身者」が研修制度を活用して農業をはじめておりうち65名(約24%)が関東出身者
です。「産地型研修」を行っているからこそ、地縁がなく、農地を見つけることが困難な県外出身の方でも、岡山県で農業をはじめることができているのだと考えています。
 
 長年続いている制度で、改善を重ねており、過去に制度を活用して農業をはじめた方が「産地側にいる」ということも、岡山県の強みです。 
  ※6 2年以内の研修期間中は研修費が支給されますが、面接審査や、補助要件(就農予定時の年齢49歳以下など)を満たすかどうかの審査があり、すべての人が研修を受けることができるわけではありません。

くだもの王国おかやま】
 岡山県は、桃、ぶどうの一大産地※2で、その品質の高さには定評があり、高級果実専門店に並べられたり、海外の富裕層に向けて輸出されたりします。  
  ※2 生産量で桃は全国6位、ぶどうは全国3位

 技術を磨き、産地に受け入れられれば、販路やブランドの確立を『いちから自分だけで』する必要はなく、産地のブランドを活用して出荷することができます。

 【晴れの国おかやま】
 中国地方の山陽側に位置し、晴れの日が多い。植物の光合成の元となる「お日様の光」は、農業をする上でとても重要で、植物の病気のまん延につながる雨は農業の敵にもなります。また、山陽地方は自然災害が比較的少ない地域でもあります。こうした気象条件などを背景に岡山県では様々な農業が行われ、農業産出額は「中国四国地方で1位」となっています(2022年生産農業所得統計1,526億円)。※降水量1mm未満の日:276.7日で全国第1位 (気象庁「全国気候表(1991~2020年(30年間)の降水量1ミリ以上の日数の平年値をもとに算出)」)

まずは「就農相談」から

 岡山県では、農業に興味のある方を対象に、「就農※7相談会」を開催しています。経営主になる以上、自分で調べることも重要ですが、まずは専門知識を持った相談員にご相談ください
「どの地域で就農するか決めていない」「そもそも、就農する時、何を考えればいいの?」という方も大歓迎です。
(就農支援制度の多くは、農業を始めた(農地を手に入れる、作物を育てて販売する)人は対象となりません。検討を始めたら、まずは相談を!)
 ※7 農業という産業に従事しはじめることを、「就農」といいます。

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